厳格なマイナンバーの取扱について

これまで説明してきたように特定個人情報であるマイナンバーの漏洩は非常にリスクが高いことから取り扱いのルールが厳格なものになっています。具体的には次のようなものが挙げられます。

①目的外取得・利用・保管はできない

目的外のマイナンバーの取得・利用・保管は禁じられています。

②保管制限と廃棄について

紙資料はもとより、データベース内のデータも保存期間が経過した場合には、できるだけ速やかに廃棄又は削除しなければいけません。

③安全管理措置との整備

安全管理措置のガイドラインに基づき、以下の通り、組織的安全管理措置、人的安全管理措置、物理的安全管理措置、技術的安全管理措置を整備する必要があります。

組織的安全管理措置について

・事務取扱責任者・担当者の選任
・取扱規定に基づく運用状況を確認するため、システムログ又は利用実績を記録するための手段の整備
・特定個人情報ファイルの取扱状況を確認するための手段を整備
・情報漏洩等事案に対応する体制の整備
・取扱状況の把握及び安全管理措置の見直しをする体制の整備

人的安全管理措置

・事務取扱担当者の監督の体制整備
・事務取扱担当者の教育

物理的安全管理措置

・管理区域・取扱区域の明確化
・機器及び電子媒体等の盗難等の防止措置の整備
・電子媒体等を持ち出す場合の漏洩等の防止措置の整備
・個人番号の削除、機器及び電子媒体等の廃棄措置の整備

技術的安全管理措置を整備

・システム等のアクセス制御措置の整備
・アクセス者の識別と認証措置の整備
・外部からの不正アクセス等の防止措置の整備
・情報漏洩等の防止措置の整備


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